9月1日 基礎稽古(月邑)
2018.09.02 Sunday
こんにちは、月邑です。
9月に入り、台風の影響もあるのか、かなり涼しく感じるようになりました。
皆さま方におかれましては、いかがお過ごしでしょうか?
我らが転機与砲は、先週末に倉敷あやかし物語の上演を終え、ひと休憩してから基礎練再開!
大分外は涼しくなっているというのに、割と動き回ってとってもホットな稽古場でした。
今日の稽古内容
・滑舌を鍛えよう!早口言葉レース!
早口言葉表を最初から最後まで噛まずに言えたらゴールとなる過酷なレースでした。
間違えたらやり直し!
しかも最初から、というかなりキツいルールだったのですが、あまりに脱落者が多かったためか、2回目からは、諦めなきゃOKみたいな、甘い判定になっていました。
優しさを感じますね。
苦手な発音は人それぞれ口の使い方や、顔周辺の筋肉の使い方、舌先の使い方でそれぞれ違います。
弱点を把握しながら、少しずつ訓練していきたいものです。
・追い込みしながらキャラクター表現をしてみよう
殺陣やアクションには、その人の人柄や体のクセが如実に出るものです。
基礎である程度の型を学ぶことはできても、演じる上ではその人自身のクセや、基礎の型の上に演じるキャラクターの個性を表現することも重要になってきます。
声の出し方や、型の崩し方。
こういうものは、なかなか演じるキャラクターが決まってから作っていくのは困難です。
と、いうことで。
今回は与えられた属性のキャラクターを、追い込みの動きをしながら表現する稽古をしました。
パワー型、ヤクザ、美しい格闘家、etc
ドカンと地面を踏み込むか、体重移動を滑らかにするか等、動きのバリエーションによってキャラ性を演じ分けることが出来ることがわかりました。この体の動きの表現は、非常にわかりやすく、納得がいく。
力強くも、滑らかにも体得できたら、いろんなキャラのアクションの演じ分けができるんだろうなぁ。
なるべくこちらも習得したいものです。
追い込みや八方などの基礎中の基礎ってなかなか身につけておかないと、こういう稽古についていくのがきつい。
自主練あるのみだわ( ;∀;)
・演じられるキャラバリエーションを増やそう!
最初は天遊星がかつて演じたディアボロのように「なんだと」と言う稽古でした。
モノマネ大会ではなく、相手が言ったセリフに対する反応としてその言葉を誇張せず、演じるという具合だったのですが。
「最初に声をかける人はなんでもいいよ。俺はお前の父親だ、とか。母親だ、みたいな感じで」という、ちょっとふわっとした指示から始まるネタ振り合戦がスタートしました。
天遊星の父になるローリー、ローリーの隠し子になるMJ、MJのお婆ちゃんになる月邑、月邑の妹になる長楽、長楽と他人宣言をする大地などなど。
それぞれが複雑な関係性になっていく転機与砲。
ちなみに第一回ディアボロ大会は、純和公演を終えて片付けに来たついでに飛び入りした木純ナツルが優勝しました。
第2回目は、「そんなの知るか!!」大会。
ここからはモデルとなるキャラを作らず、即興に近くなっていきます。
人前で俺を殺せるかと挑発する天遊星、国境を越えようとする大地を射殺する長楽、月邑の妹になる長楽(2回目)、自分を殺せばお前も死ぬぞと脅すローリーを射殺して死んでいく天遊星、扉の前に立ち塞がって弁慶したい月邑を射殺するMJ。
ドラマチックになってきました!!!
第3回目はちょっと静かに。
さまざまなシチュエーションで死んでいく相手に向かって、さよなら、という言葉でシーンを作る。
服毒する大地、何も語らぬローリー、機械の体で動きを停止する天遊星、なにかを渡して倒れる月邑、グッドラックと言い残して崩れ落ちるMJ、妹カミングアウトの末に撃たれる長楽(3回目)。
ここら辺から相手が何を投げ、それに対して限られたセリフでどう返すかという、芝居の瞬発力を問われる稽古になってきました。
最後は組み合わせ技。
相手がなにかをカミングアウトし、
それに対して知ったことか!と言いつつ、
攻撃を加え、
なんだとと言いつつ崩れる相手に、さよならと言い放つ。
という、一連の流れの大喜、、、いえ、瞬発力を使ってシーンを作る稽古です。
正直ここら辺はなにをするかばかり考えていたので、記憶がありません。
覚えているのは長楽から4度目の妹カミングアウトをされたこと位です。
そんなこんなで、楽しい基礎練の3時間はあっという間に過ぎていきました。
普段の公演稽古が洗練したり、先鋭化していく稽古なのに対して、基礎練は苦手なものへのチャレンジや、新しい分野の開拓を自由に行う稽古が多いので、とても楽しいです。
そろそろ名称未設定の稽古日報なども公開していくようです。
基礎練習もまだまだ続きます。
では、また近いうちに・・・
さようなら!!!!
※ちゃんと技の軌道などは打ち合わせしてやっております※
※大変危険なので、殺陣部分はきちんと打ち合わせて行いましょう※